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VSOP、XO、ナポレオン [アニメ・コミック]

久々のべルばらKidsネタです
お手軽な引用濫発記事です(笑)

(注)過去の関連記事は、
べルばらKids
べルばらKids2

今回は、とうとうスーパー・スター、VIP(=Very Important Person in God’s eyes)の登場です

「ナポレオンの辞書」

髪の毛がアメリカン(=薄い)なのが気になりますが…

(以下、記事引用)
原作で、ナポレオンと一瞬すれ違ったオスカルはこう語ります。「見たか、あの眼(め)を。あの眼を! 人のからだの奥底まで永久に凍らせてしまいそうな……。あれは鷲(わし)の眼だ……、帝王の眼だ!」
オスカルは革命初期に帰らぬ人となり、ナポレオンが時代の主役となるのはずっと後。ほとんど交わることのない2人ですが、一読者としては、オスカルとナポレオンの対決は、ぜひ読みたかった、いわば見果てぬ夢です。
3月4日の本欄で書いたように、フランスで女性の参政権が認められたのは1940年代半ば。1804年制定のフランス民法典で、特に結婚後の女性の法的権利が大きく制限され、それが1世紀半にわたって残り続けたわけです。
これを制定させたのが誰あろうナポレオン。オスカルがこんな法律に黙っていられるとは思えません。
彼女が革命を生き延びたとすれば、40代の終わりに、皇帝ナポレオンが誕生します。壮年オスカルとナポレオンの対決……、うーむ、やっぱり見てみたい。(引用終わり)

ついでに、澁澤の「異端の肖像」からも引用

あの運命的なテルミドール9日、もし国民公会でサン・ジュストの報告が最後まで聞かれていたら、そして、もしサン・ジュストがもうしばらく生き永らえていたら、決してナポレオンの独り舞台の時代は来なかったであろう、というのが大方の歴史家の一致した意見であるらしい。吹きすさんだ大革命の嵐がおさまりかけたころ、よく比較されるこの二人は、ようやく壮年期を迎えんとしていた。1794年、つまり、サン・ジュストが断頭台の露と消えた年、「恐怖時代の大天使」と呼ばれたこの若き公安委員は27歳、2歳年下のナポレオンは25歳であり、一方は輝かしい血まみれな権力の絶頂にあり、他方はまだ無名の地方派遣軍司令官にすぎなかった。しかしながら、もし、テルミドールの反動が勝利を占めず、サン・ジュストがロベスピエールにかわって革命政府の指導権を握っていたら、…たしかに彼こそもっとも危険なナポレオンのライヴァルになっていたにちがいなく、若くて、美貌で、決断力と行動力と組織力に富んだ、天才的な指導者の器であったこの二人の対決こそ、その後の歴史の方向を大きく変えたかもしれない、真にドラマティックな闘争となっていたであろうことは疑いないのである。(引用終わり)

ひねくれ者の私ですが(笑)、この二つの「見果てぬ夢」には、賛成せざるを得ません
確かに、これ以上のキャスティングは不可能なほどの、世紀の対決、ドリーム・マッチ
オスカルVSナポレオン、サン・ジュストVSナポレオン
もうこうなったら、いっそのこと、一気に三つ巴の戦い、「三帝会戦」でもやっちゃってください
タイトルは、もちろん…
「オスカル、サン・ジュスト、ナポレオン 大怪獣総攻撃

でも、今回は、featuring ナポレオン、あくまでナポレオンが主役でした(笑)
脱線し異次元空間に突入しそうになるところを強引に戻して…
はい、ナポレオンに関連する小説なんて、掃いて捨てるほどありますが
私の場合、真っ先に浮かんでくるのは、やはりこれ
スタンダールの「赤と黒
主人公のジュリアン・ソレルは熱烈なナポレオン崇拝者(作者のスタンダールも)ですが、時代は王政復古の大反動時代、皇帝の肖像画を所持していることを隠し通さねばなりません
この危険な「秘密」が露見しそうになる事件が起きますが、レナール夫人のおかげで事無きを得、やがてこの美しい夫人とは…「赤と黒」の中でも、忘れられないエピソードの一つです
(恥ずかしながら、この作品は私のベスト・オブ・ベストなんで、いずれ改めて取り上げるつもりです)

それから、ユゴー(彼も熱烈なナポレオン信者)の「レ・ミゼラブル
その第2部「コゼット」は、いきなり唐突に最終戦争「ワーテルロー」の描写から始まります
それまでの話の流れからは異質な感じがしてちょっと面食らったものですが、叙事詩的な力強さが満ち溢れていたのは確か
劇戦が続き、ついに勝負が決した後で…

夜の幕のおりる頃ジュナップの近くの野の中で、…考えにふけった荒々しい不気味な一人の男の外套の裾をとらえて引き止めた。その男はそこまで壊走の波に押し流されてきて、馬から地上におり立ち、馬の手綱を小脇にはさみ、昏迷した目つきをして、ただ一人ワーテルローの方へ引き返さんとしていたのである。それはなお前進せんと試みているナポレオンであった。崩壊した夢想をなお夢みてる偉大なる夢中遊行者であった。(引用終わり)

ワーテルローと言えば、スタンダールのもう一つの傑作「パルムの僧院」も有名ですし、他に、バルザックの「暗黒事件」はイエナの戦い、それから、トルストイの「戦争と平和」のロシア遠征も、もちろん忘れてはいけません
しかし、引用するのもそんなに楽ではないぞ、と今ごろようやく悟ったので、すべて割愛することにしちゃいます(笑)

そうそう、これは割愛するわけにはいかなかった
「レ・ミゼラブル」に話を戻して…
マリウス(コゼットの恋人)が参加する秘密結社「ABCの友」のリーダーとして、こんな人が登場してました

アンジョーラは、魅力のあるしかも恐ろしいことをもやり得る青年だった。彼は天使のように美しかった。野蛮なるアンチノオスであった。彼の目の瞑想的なひらめきを見れば、過去のある生活において、既に革命の黙示録を渉猟したもののように思われるのだった。彼は親しく目撃でもしたかのように革命の伝説を知っていた。偉大なる事物の些細な点まですべて知っていた。青年には珍しい司教的なまた戦士的な性質だった。祭司であり、戦士であった。直接の見地から見れば、民主主義の兵士であり、同時代の機運を離れて見れば、理想に仕える牧師であった。深い瞳と、少し赤い眼瞼と、すぐに人を軽蔑しそうな厚い下唇と、高い額とを持っていた。顔に広い額があることは地平線に広い空があるようなものである。時々青ざめることもあったが、19世紀の始めや18世紀の終わりに早くから名を知られたある種の青年らのように、若い娘のようないきいきした有り余った若さを持っていた。既に大きくなっていながら、まだ子供のように見えた。年は22歳であるが、17歳の青年のようだった。きわめてまじめで、この世に女性というものがいることを知らないかのようだった。彼の唯一の情熱は、勝利であり、彼の唯一の思想は、障害をくつがえすことであった。(引用終わり)

長々と引用してしまいましたが、アンジョーラ(某ミュージカルでは、アンジョルラス)、この「天使」の名を持つ青年が誰をモデルにしているかは、うちの読者ならもうすぐにわかりますね
ユゴーもあっさり白状しちゃってます
アンジョーラが、「アヴェンチノ山に登ればグラックスとなり、民約議会におればサン・ジュストともなったであろう」、と!

ナポレオンが主役のはずなのに、どうしてもサン・ジュストについて語ってしまう…(笑)
でも、見苦しい弁解は避けて、最後は潔く澁澤に下駄を預けてしまいましょう
再び「異端の肖像」から

…ナポレオンの記憶に取り憑かれていた19世紀の革命史家たちは、…ひとしくサン・ジュストをナポレオンに比較する誘惑に打ち勝つことができなかった模様である。しかし歴史の舞台の英雄としてでなく、個人として彼らに近づいてみるならば、この二人の人物の性格の相違はあまりにも明白であろう。ナポレオンはシニカルであるが、サン・ジュストはもっとはるかに峻厳であり、絶望的である。…ナポレオンは栄光のみを追い、野心のみに導かれていたのに反して、サン・ジュストは、彼にとって至上の価値をもっていたとおぼしい、共和国の理念を狂気のように追い求め、最後に死をもってこれに殉じたのであった。絶対の追求者としての彼の短い火花のような生涯は、しばしばランボーのそれに比較されるが、ひたすら原理に忠実であらんとする、その傲岸なまでの孤高の姿勢は、ドストエフスキーの作中人物を想わせるところもある。彼こそは大革命の最後の段階、恐怖時代と完全に一体となった人物であり、テーヌの言葉を借りれば「革命の生きた剣」であった。(引用終わり)

さて、オチ3連発です(笑)
まずは、今日の1曲
もうこの曲しかありません
ナポレオン14世が歌う、有名なノベルティ・ソング(1966年に全米第3位まで上昇)
They're Coming To Take Me Away,Ha-Haaa!「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ…」/Napoleon XIV

狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ…

狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ…

  • アーティスト: ナポレオン14世
  • 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
  • 発売日: 1996/05/25
  • メディア: CD

オチ2発目は、お約束のゲームねた

ナポレオン戦記
ランペルール
う~ん、懐かしいな~、今も激戦の記憶が蘇る(笑)
トラファルガル海戦とか(打倒ネルソン提督!)、ワーテルロー(英語読みではウォータールー)の戦いとか(打倒ウェリントン!)…
「ランペルール」には、意外な人物が登場しますが…それは次回のネタに取っときます(笑)

最後は、ジミ~なオチ
ぜひとも、ワビ・サビを感じてください
私の蔵書の中から

フランス民法典 ―家族・相続関係― 法曹会

オマケで、今日のもう1曲
これを逃がすと、永久に紹介する機会がないと思うんで…
V.S.O.P American「ディスコ・アメリカン」/Disco J.J.S.

サントリーの1978年のキャンペーン・ソング
キャッチ・コピーは、「ブランデー、水で割ったら、アメリカン。」でした
V.S.O.Pは、Very Special One Patternの略でしたっけ?
同じキャンペーン・ソングのシェリル・ラッド「テイク・ア・チャンス」も、なぜだかわかりませんが、所持してます(相変わらずの大反動時代ですが、隠し通すことができず、ついに自白してしまった…)





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コメント 12

ゆべし

あぁ、現在部外者認定の私が一番乗りになってしまいました(T_T)
ちょっとサン・ジュストの事が気になって検索かけてみたら、ファンサイトまであるんですね。ご覧になった事あります?
by ゆべし (2006-06-09 22:53) 

モバサム41

サン・ジュスト研究会ってのもあったらしいですが、今は存在しないようです。
入会希望のメールを送ったんですが、返事戻ってきませんでした(もうずいぶん前のことですが…)
by モバサム41 (2006-06-09 23:51) 

ランペルール懐かしいなぁ!やりこんだなぁ、これは。
(いつも安易なものからしかコメントできない自分が嫌い...。)
by (2006-06-18 00:20) 

モバサム41

「三国志」と「信長の野望」と「ランペルール」やってると、人生ほとんど終わってしまいます…
by モバサム41 (2006-06-18 20:39) 

beelzebub

>「見たか、あの眼(め)を。あの眼を!…
懐かしいな~。確かに『ベルばら』原作にありました。
『べルばらKids』も面白いですよね。
by beelzebub (2010-06-14 19:02) 

モバサム41

ベルさん、コメントありがとうございます。
少女漫画には相当お詳しいようですから、もちろん『ベルばら』も守備範囲ですよね。
『べルばらKids』は、笑いのポイントがずれているところが面白いです。
by モバサム41 (2010-06-15 23:04) 

beelzebub

『ベルばら』は守備範囲ですが、私は漫画の趣味も偏ってます。
そう『べルばらKids』は、笑いのポイントが微妙にずれているところがイイですよね。
by beelzebub (2010-06-15 23:52) 

モバサム41

ベルさん、お返事遅くなって申し訳ありません。
ベルさんの「偏った」少女漫画の趣味を、今後ブログなどで紹介してください。
期待しています。
by モバサム41 (2010-06-20 19:04) 

beelzebub

いいえ、お仕事お忙しいんでしょうね。
そうか、コミックネタでブログを書くという手もありました。
では早速明日からでも…
by beelzebub (2010-06-20 22:00) 

モバサム41

コミックネタは今までやってなかったんですね。
では、新しい記事を期待しています。
by モバサム41 (2010-06-22 08:20) 

beelzebub

ブログ更新しました。
初のコミックネタです。
by beelzebub (2010-06-22 19:57) 

モバサム41

拝見しました。
少女漫画の奥深さを改めて確認できました。
勉強になります。
これからも期待しています。
by モバサム41 (2010-06-23 19:56) 

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