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幻の幽霊図 [アート]




14日付朝日新聞夕刊からです。

幻の幽霊図、1世紀の時超え展示
1923年の関東大震災で焼失したとされていた日本画家、鏑木清方(1878~1972)の幽霊図「茶を献ずるお菊さん」が約1世紀ぶりに確認され、東京都台東区の臨済宗寺院「全生庵」で展示されている。いわば幻だった作品だ。
絹本で縦95センチ、横34センチ。ふた付きの茶わんを台にのせて献上するお菊が、顔が隠れるほど深々と頭を下げる図柄。お菊は怪談「皿屋敷」に登場する幽霊で、絵は東京都内の画廊が今年6月、入手した。
同庵は、落語中興の祖とされる三遊亭円朝(1839~1900)の菩提寺であることなどから、円朝が集めた遺愛の幽霊図約50点を所蔵。この絵は1906年、円朝の法要時に絵はがきの図柄に使われたことがあり、その絵柄が図録に残っていた。今回の絵を図録と、表装に使われている布を円朝コレクションの他の作品とそれぞれ比べ、落款を点検するなどして逸失作品と特定したという。
日本美術史学者の安村敏信さんは「幽霊が美人であればあるほど怖さが増すという、幽霊画の王道に清方が挑戦した傑作中の傑作」。平井正修・同庵住職は「この絵がたどってきた足跡の物語も想像しながら鑑賞してほしい」と話す。
31日まで。入場料は500円。
(引用終わり)

では…
記事にあやかり、円朝コレクションを何点かご紹介しておきます
作品選択の基準は、ストレートに「こわさ」でと考えましたが、祟りがこわいし(笑)、上記記事にも「美人であればあるほど…」とあるので、方針転換
幽霊だってかつては「女子」、選ばれて悪い気はしないだろうということで「美しさ」を基準にしたセレクションです
ん? でも、それだと選択に漏れた幽霊から恨まれるのでは? という不安も頭をよぎりましたが…
結局、えーい、このままやっちまえ、ということになりました

で、まず一番手は、やはり「幻の幽霊図」
こちらです

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鏑木清方 「茶を献ずるお菊さん」

そして…

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(左)池田綾岡 「皿屋敷」
(右)渡辺省亭 「幽女図」
「顔が見えないぞ」という読者からの苦情は無視します
それでも、美人に決まっているのです(笑)

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(左)円山応挙 「幽霊図」
(右)筆者不詳 「幽霊図」
右図は、応挙作品の模写、ヴァリエーションの一つだそうです

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川端玉章 「幽霊図」

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(左)谷文一 「燭台と幽霊」
(右)禮朴 「蚊帳の前の幽霊」
人の儚さをしみじみと感じさせてくれます

そして…
取りは、やはりこちらでしょうか

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鰭崎英朋 「蚊帳の前の幽霊」
凍てつくほどの美人です

今日の1曲
Blume 「ブルーメ」/ Folie á Deux
https://www.youtube.com/watch?v=8hRM2j1n7-4
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Ibero-Amerikanisches Tribut

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全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション 幽霊画集

文庫本でも出ているそうです
幽霊名画集 全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション ちくま学芸文庫



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