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惑星ソラリス [ムービー]




「ソラリス」がオペラ化されたそうです
以下、朝日新聞の記事をそのまま引用しておきます(笑)

藤倉大作曲、勅使川原三郎演出の新作オペラ「ソラリス」が5日、パリで世界初演された。ポーランドのSF作家、スタニスワフ・レムの原作を礎に、音楽とダンスを対等に絡め、人物を多元的に描く手法に注目が集まった。
英国を拠点にする気鋭の現代作曲家と、既存のジャンルに属さない身体表現を切り開き続ける舞踏家。世界の第一線に立つ2人の日本人が、ストラビンスキー「春の祭典」初演の場として知られるシャンゼリゼ劇場を席巻した。演奏はフランスを代表する現代音楽集団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン。
原作では、知性を持つ「海」を抱える惑星が、人類の好奇と恐れを駆りたてる。「海」は人間の心に最も深く刻まれた思いを「再生」する。主人公クリスの前に現れたのは、自殺した恋人ハリー。人々は、失われた大切な何かを目の前に差し出す「海」の意図を考えあぐねる。
学者たちは人類と「海」との出会いの意味を、素朴な感覚の範疇で解釈しようと試みた。未知の生命体と出会った場合、その先には三つのケースしかあり得ないという前提で。(1)AがBを征服する(2)BがAを征服する(3)共存する。
しかしクリスは気付く。自分たちのものさしで未知なるものをはかることほど愚かなことはない。勅使川原は、主人公たちの愛の行方に焦点を当てたタルコフスキーの映画「惑星ソラリス」(1972年)ではなく、この原作の世界観に徹底して寄り添った。
ハリーを踊る佐東利穂子は足をばたつかせ、痙攣させ、血の通った手足で切なく愛を求める。もはや存在しないはずのハリーが、ひりつくような痛みと温もりを携える。終幕、黒いシルエットのみとなった佐東の舞が、死はすべての消滅か、と問うレムの深い哲学と静かに対峙していた。
勅使川原はバッハやモーツァルトなど、息の長い古典の楽曲を好んで踊る。一方の藤倉は、音の錬金術師のごとく、ごく普通のオーケストラ楽器から無数の音色を紡ぎ、シャッターを連写するかのように風景を鮮やかに切り替えてみせる。稀有な個性の妥協なき拮抗がこの日、新たな舞台表現の種を確かにまいた。
地球外生命体どころか、私たちは、異質な民族や宗教との出会いをも御しきれていない。敵か味方かという二極化は、自分こそが正義だとする想像力の狭量さゆえに起こる。そうしたレムの警告は、原作が書かれた60年代以上に現代を鋭く照射している。

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ソラリスの陽のもとに ハヤカワ文庫SF
すみれ色の靄におおわれ、ものうげにたゆたう惑星ソラリスの海。だが、一見何の変哲もなく見える海も、その内部では、一種の数学的会話が交され、自らの複雑な軌道を自己修正する能力さえ持つ、驚くべき高等生命だった! しかしその知性は、人類のそれとはあまりにも異質であった。いかなる仮説をも受けいれず、常にその形を変え、人類を嘲笑するかのようにつぎつぎと新たなる謎を提出する怪物――生きている<海>。人類と思考する<海>との奇妙な交渉を通して、人間の認識の限界を探り、大宇宙における超知性の問題に肉薄する傑作! 

今日の1曲
Planet Claire 「惑星クレア」/ The B-52's
https://www.youtube.com/watch?v=47YAcpCa5dM
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タイム・カプセル~ベスト・オブ・B-52's

おまけのもう1曲
Planet Earth 「プラネット・アース」/ Duran Duran
https://www.youtube.com/watch?v=8NF6Qa84mno
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ディケイド/ザ・ベスト・オブ・デュラン・デュラン

映画「恋する惑星」の主題歌「夢中人」については、こちらの記事をどうぞ

次回は「レ・ミゼ」です


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