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うつろ舟 [ブック]




今回は、澁澤龍彦「少女コレクション序説」没後30周年記念新版へのトリビュート記事の予定だったのですが、○十年前に読んだうろ覚えの記憶を頼りにアイ・ミー・マイン、曖昧な記事を書くのは大変失礼と考え、一旦保留
どうせやるなら、しっかり再読した上で、改めて記事をリリースしようということになりました
そのため、しばらくお時間が必要になります
ご了承ください

で、その代わりの穴埋め記事ですが…
やはり○十年前に読んだうろ覚えの記憶を頼りに(笑)、こちらで行くことにします

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うつろ舟  福武文庫
無限の陶酔境に誘なう天涯の声。時空を超えた女人と少年の交感。神韻縹渺とただよう妖かしの舟。精妙な構成、流麗な文体で描いた珠玉の名品八篇(「護法」、「魚鱗記」、「花妖記」、「髑髏盃」、「菊燈台」、「髪切り」、「うつろ舟」、「ダイダロス」)収録。

で、内容ですが…
う~ん、困った
うろ覚えどころか、全く記憶にございません(笑)
なので、朝日新聞夕刊掲載中の「UFO伝説をたどって」シリーズ6回目と7回目を召喚し、ここに転載しておきます

UFO伝説をたどって6 天の災い? 漂着の「うつろ舟」
UFO(未確認飛行物体)はしばしば世の中をにぎわせてきた。米国のメディアが目撃談を報じた「ケネス・アーノルド事件」が起きたのは、第2次大戦後の1947年である。だがこれより140年以上前の日本でも、不思議な物体の存在が人々の間でうわさになっていた。
「常陸(ひたち)国うつろ舟奇談」と呼ばれる。1803年、円盤のような「乗り物」が現在の茨城県の海岸に漂着。異様な服装の女性が箱を抱え、中から現れたという事件である。
言い伝えによると、乗り物の幅は約5.5メートル。上部にガラスとみられる窓があり、下部には鉄板が施され、中には不思議な文字も書かれていた。驚いた村人たちは「天の災いだ」と思ったのだろうか。女性を再び乗り物に乗せて沖に押し流し、幕府の役人には内緒にしていたという。
だが事件は注目を集める。きっかけは1825年(24年とも)、江戸で開催された「兎園会(とえんかい)」。一流の文人たちが不可思議なうわさ話を持ち寄って披露する風変わりな会だ。その中で紹介されたのが「うつろ舟奇談」だった。
会の主宰は、伝奇小説「南総里見八犬伝」の作者で知られる滝沢馬琴。馬琴が編者になったとされる風聞集「兎園小説」の中でも、この話は「うつろ舟の蛮女(ばんじょ)」として絵入りで紹介された。
民俗学者の柳田国男は論文「うつぼ舟の話」(1926年)の中で、絵に描かれた文字が世界のどこにも存在しないことから「駄法螺(だぼら)」と切り捨てた。だがその後、同じような内容を伝える江戸時代後期の古文書がこれまでに約10点あちこちから見つかっている。しかもほとんどの文書に「舟」と「箱を抱える女性」、解読不能の謎の「異形文字」という3点セットが描かれているのだ。
UFOマニアの中には「宇宙人が乗り物に乗っていた」と言う人もいるが、さすがにそれは荒唐無稽だろう。とはいえ、何かしらあったのだろう。事件が起きたのは、江戸幕府が鎖国政策を敷いていた時代。開国前だったが、日本近海では外国船がしきりに現れ、日本との通商を求めていた。異国船打払令が出されたのもこのころである。
科学的立場から「うつろ舟奇談」を研究している岐阜大名誉教授の田中嘉津夫は「仮に作り話であったにしても、このような奇怪な形の舟を江戸時代の人たちが空想だけでここまで具体的に描くことは、難しいのではないか。何らかのモデルがあったのではないか」と指摘する。
乗り物が茨城県のどこに漂着したのか。場所の特定は難しいとされてきたが、実在の地名が記載された史料が、甲賀流忍術を伝える古文書とともに保管されていたことが2014年にわかった。
そこには「常陸原舎り濱」とある。伊能忠敬が江戸時代後期に作った地図「伊能図」にも記された地名で、現在の茨城県神栖(かみす)市波崎(はさき)の舎利浜(しゃりはま)にあたる。鹿島灘の南部。利根川を挟んで、千葉県銚子市にも近い。
私は現地に向かった。
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「漂流記集」に描かれたうつろ舟

UFO伝説をたどって7 言葉が通じない謎の美女
JR銚子駅前(千葉県銚子市)からバスに乗り、利根川を越えると茨城県である。県南部の神栖(かみす)市波崎(はさき)地区。鹿島灘に沿って幹線道路が走る。やがて見えてきたのが「舎利(しゃり)」というバス停だ。このあたりの海岸を地元の人たちは「舎利浜」と呼んでいる。
江戸時代後期の1803年、常陸国に漂着したと伝わるUFO型の乗り物「うつろ舟」。詳しい場所が長らく不明だったが、忍術を継承する甲賀流伴党(ばんとう)21代目宗家・川上仁一が持っていた資料(2014年発見)にこの物体の記述があり、そこに「常陸国舎り浜」とあった。これは伊能忠敬の「伊能図」にも記された地名で、現在の舎利浜だとわかった。
「忍びの者は必ず裏を取って、正確な情報を雇い主に報告するのが義務。実在の地名が記されているということは、それだけ資料の信憑性が高いということではないか」と川上も指摘する。
誰もいない砂浜を歩く。ザザーッと寄せては返す波の音。たしかにさまざまな物が流れ着くのだろう。「海難事故で亡くなった人の遺体も流れ着き、それが朽ち果て、白骨化したため、舎利と呼ばれるようになったと私らは聞いております」。地元でそば店を営む女性が教えてくれた。
「うつろ舟」伝説の資料はさまざまある。愛知県西尾市の西尾市岩瀬文庫が所蔵する「漂流記集」(江戸時代後期、万寿堂蔵)には、ベーゴマのような形の色鮮やかなUFO型の乗り物が描かれている。乗り物は高さ1丈1尺(約3.3メートル)、幅3間(約5.4メートル)あったという。
「漂流記集」というのは、日本に漂着した異国船や国外へ漂流した日本人の記事を集めた記録集だ。乗り物から現れた女性についても書いている。18~20歳ほどで、顔色は青白く、眉毛や髪は赤い。美人だが、言葉は通じなかった。「鎖国下の日本へ漂着した外国人は、文字どおり異界からの使者でした」と林知左子はいう。
茨城には言い伝えがある。海を越えて養蚕をもたらしたという女神「金色姫(こんじきひめ)」伝説である。鹿島灘に近い星福寺(しょうふくじ)には金色姫の像もまつられている。箱を持っており、中に蚕が入っているという。「うつろ舟」のモデルは金色姫ではないかとの見方もある。
舎利浜を訪ねたあと、私は再び銚子に戻った。レトロな銚子電鉄に乗って関東最東端の犬吠埼に向かう。犬吠駅から徒歩約15分。太平洋の大海原を望める「地球の丸く見える丘展望館」に着く。ここではこれまでに何度かUFOを呼ぶイベントが開かれた。
「夜、開催したこともありました。南の空に発光体が複数出現したのです。合体と分裂を繰り返し、水平線のかなたへと消えていきました」と館長の渡辺博季。
ところで、犬吠駅の隣駅は「ロズウェル」という愛称がついている。渡辺に尋ねると、「1965年に起きた銚子事件がもとになっています。日本のロズウェル事件と呼ばれているのです」。
ロズウェル? 一体何のことなのだろう。
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「漂流記集」に描かれた謎の美女

澁澤作品は、今は亡き福武文庫からも結構出ていましたね

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犬狼都市(キュノポリス)
エピクロスの肋骨
「犬狼都市(キュノポリス)」は、以下の記事でも紹介しています
お年賀
VENUS IN FUR

そのうち、澁澤以外の作品も含めて福武文庫をテーマに取り上げるかもしれません

今日の1曲
Ship of Fools 「シップ・オブ・フールズ」/ World Party 1986年
https://www.youtube.com/watch?v=ZHh0V7UjVXI
今回の「シップ・オブ・フールズ」は、イレイジャーではなく、ワールド・パーティです
ワールド・パーティもなかなか恰好良いバンドでした
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Ship Of Fools

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中公文庫創刊40周年 其の二
メリーさん

うつろ舟は食卓にも飛来
そして、突然どんぶりと化したそうです
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https://twitter.com/hashtag/%E3%81%86%E3%81%A4%E3%82%8D%E8%88%9F


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