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ちくま学芸文庫創刊25周年 前編 [ブック]




大型書店では、「ハヤカワ文庫の100冊フェア」に続いて、「ちくま学芸文庫創刊25周年フェア」をやっているようです
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http://www.chikumashobo.co.jp/special/gakugeibunko25th/

なので、今回のテーマは、「ちくま学芸文庫」
まずは、その出版元である筑摩書房をさらりと振り返っておくと…
出版業界の「硬派」・筑摩書房は、1940年の創業
「全集の筑摩」と呼ばれ、「重厚長大」路線をまっしぐら
頑なに「軽薄短小」な文庫刊行を拒否していましたが、78年に経営破綻
やむなく方針転換を迫られ、85年にはちくま文庫を創刊
そして、91年に債務返済を完了したと思ったら逆襲(?)開始、翌年には学芸文庫を創刊しています

で、その25周年を祝して「学芸文庫」を取り上げるのですが、さすがにちょっと荷が重い(笑)
文庫だというのに「重厚長大」という特性は相変わらずで、分厚くて値が張るから買うのをためらってしまいます
さらに、後発なので、他の文庫版で既に入手しているものはそもそも購入意欲が湧きません
例えば、フレイザーのゴールデン・バウ『金枝篇』、私は岩波の白帯全五冊箱入り仕様で読みましたが、新たに初版の本邦初訳が出たと言われても、何を今更と思ってしまう
同じく、フレイザーの『火の起源の神話』、これも角川文庫のリバイバルコレクションで読んでいたので、別に…という感じでした

おっと、最初から否定的発言ばかりなのは、マズイですね
せっかくテーマに取り上げたというのに…
ただ、相当「荷が重い」というのは確かです
なので、今回は時間稼ぎ(笑)
「学芸文庫」ではなく、通常の「ちくま文庫」にスポットを当て、「学芸文庫」については次回(or 次々回)までに何かネタにできるものがないか探すということにしておきます
乞うご期待(笑)

さて…
では、ノーマルの「ちくま文庫」についてですが、こちらもなかなかの「重厚長大」な強者揃い
深入りすると危険なので、既出のものはサラリと流します(笑)

まずは「おい、鬼太郎」から
最初はバラで買っていましたが、化粧箱入りボックスセットが出て買い直した記憶があります
水木しげる 『ゲゲゲの鬼太郎 全7巻セット』
水木しげる 『妖怪ワンダーランド 全8巻セット』
過去記事「BOX SETシリーズ番外編」でも紹介しています

古典もちくま文庫でお世話になりました
『ギリシア悲劇 全4巻』
1 アイスキュロス
2 ソポクレス
3 エウリピデス(上)
4 エウリピデス(下)
過去記事「トロイア陥落せず」もどうぞ

ヨーロッパ中世文学もお世話になりました
ギヨーム・ド・ロリス/ジャン・ド・マン 『薔薇物語 上・下2巻』
『中世文学集 全3巻』
1 アーサー王の死
2 ローランの歌 狐物語
3 エッダ グレティルのサガ 
過去記事「薔薇物語」もどうぞ
大きな声では言えませんが、『薔薇物語』は未だに読んでおりません(笑)

現代文学だって、ちくま文庫から出ています
ガルシア・マルケス 『エレンディラ』
過去記事「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」もどうぞ
サンリオ文庫版も持っています

これは、つい最近紹介したばかりですが…
ヴァージニア・ウルフ 『オーランドー』
過去記事「オーランドー」もどうぞ
国書刊行会の単行本も持っています

さて…
過去記事参照ばかりでは、いくら鉄面皮な私でも心が痛むので、最後に未紹介のアイテムも出しておきます

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W.B.イエイツ 『ケルト妖精物語
月夜の緑の草原や、青い海原の底で、バラエティーに富んだ妖精たちと人間が織りなす詩情ゆたかな物語のかずかず。アイルランドで何世紀にもわたって語りつがれ、今なお人びとの心に息づいている祖先ケルト民族のさまざまな民間伝承や昔話のなかから、妖精譚のみを収めた古典的名著。付録にイエイツの「アイルランドの妖精の分類」を収録。
W.B.イエイツ 『ケルト幻想物語
透視力を持ち、妖精から特別の能力や薬草の知識を与えられた妖精学者の話、常若の国や妖精界、他郷、あの世などの淵に立ち現われる魔女、巨人、悪魔、幽霊、また半神半人の英雄、王や聖者の伝説など、目に見えぬものたちが目に見えるものたちと互いに関わり交り合う幻想の世界が展開される。

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フィオナ・マクラウド 『ケルト民話集
「ウェールズのケルトは余裕がある。アイルランドのケルトは楽天的だ。しかしスコットランドのケルトだけは昏く悲しい」――謎の女性作家が紡ぎ出した、スコットランドケルトの、想像力と魔法とロマンス溢れる物語。満ち潮のとき静かな狂気に身をまかす〈罪を喰う人〉、生者と死者の間で太古の呪文を唱える巫女、悲しみの岩の影で不死の愛を誓い合う恋人たち。よるべない荒涼とした小島イオナを舞台にくり広げられる、ケルト的な哀しみのすべて。
E.T.A.ホフマン 『ブランビラ王女
「ブランビラ王女は素敵な美人だ。その驚異のせいで彼女によって頭にめまいが起こらないような人には、頭というものがまるでないのだ」(ハイネ) 場所はローマ、時はまさに謝肉祭。仮面の道化たちが跳梁する街中で、恋人同志の二枚目役者とお針子が、大道香具師の魔術によって、それぞれアッシリアの王子やエチオピアの王女に恋をした…。奇想天外なストーリー展開とリズミカルな文体で、現実と幻想のあわいを往き来する、ホフマン後期の代表的ファンタジー。

う~ん、現実逃避の物語ばかりで、結構恥ずかしいものがあります(笑)

今日の1曲
Siúil A Rún 「シューリ・ルゥ」/ Clannad 1976年
https://www.youtube.com/watch?v=4ZP-4B7kHqA
この曲はエンヤも歌ってますが、ここではクラナドのものを紹介
ヴォーカルは、エンヤの姉、モイア・ブレナンです
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ケルツ~ウーマンズ・ヴォイス・コレクション

アンコールもあります
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バルベー・ドールヴィイ 『デ・トゥーシュの騎士
1800年頃のノルマンディ、王党派の騎士デ・トゥーシュは、共和軍の手におちて塔に幽閉される。救出のため、12人の勇敢な戦士たちが死地へと赴いた。その中に、絶世の美女と謳われたエメ・ド・スパンスの婚約者がいたが、壮烈な死を遂げる。北の地での凄絶な戦闘と、年を経て今は聴覚を失った悲劇のヒロイン・エメをめぐる驚くべき秘密を、世紀末デカダンス美学の光芒を放つ華麗な文体で描く。

クノップフなので、表紙買いしました
これで2回目です


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